◎ 1か月以上経過
池田優子です。
大震災より1か月以上経ちました。
それでも、未だに心身の不調を訴える方が多くいらっしゃいます。
めまい、頭痛、耳鳴り、胃腸障害、脱力感、不安・焦燥感、パニック症状などが主訴となっています。
気を拝見しますと、殆どの方は首より上に気が偏り、下半身のエネルギーは虚ろです。
本震直後にお会いした方などは、お顔が二つありました。
魂(心)が飛び出してしまったような状態といったらよいのでしょうか、本物の顔の横にもう一つ、恐怖に泣いているような顔が見えました。
体内の気が混乱し、下丹田で安定しているべきエネルギーが百会まで上がり、居場所を失った状態です。
現在でも、ご本人の自覚がなくとも気が混乱している方はたくさんいらっしゃいます。
私たちの殆どが平常時の気の状態ではないといえましょう。
これでは確かに、いろいろな症状が治まらないはずです。
大きな余震も続いていますし、福島原発の状態も安定しませんので、致し方ないことなのかもしれません。
特に大きな被害が出た地方の方々にとっては、心労は依然として現在進行形のままです。
日本全国の人々の心もまた、「生きていた!助かった!」という喜びを押しのけて、現状への不満や将来への不安が溢れ出そうとしています。
行政への怒り、あるいは逆に無関心。
そういった負の感情が生じるのはある意味当然のことです。
ですが、負の感情は結局は自分を苦しめてしまいます。
未来を閉ざしてしまいます。
いま一度、「自分の意識状態が世界を創る」ということを思い出してください。
私たちは、未曾有の大災害という世界を見ています。
事があまりに大き過ぎて個人の手を離れてしまったように感じるかもしれませんが、「自分の意識状態が世界を創る」という真理に変わりはありません。
自分の意識状態を負から正へ転換しましょう。
あなたの中の愛の心を思い出してください。
喜びと感謝の心に目を向けてください。
それが、あなた自身の苦しみを、一人ひとりの悲しみを、世界の困難を除く方法なのです。
時機は熟しています。
いま、私たちが大きく変わるときが訪れています。
未曾有の災害は、いままでにない変革への機会を私たちに齎(もたら)しました。
一人ひとりが変わっていければと思います。
愛の方向へと進んでいくことを願います。