優子の戯論


◎ これから山へ行く人へ


 水晶のきらめきは、あなたのきらめきです。
 水晶の虹色の反射光は、自然の水の流れの光です。
 息を切らして山道を歩き、ふと休むとき、あなたを癒すもの。それは木々の緑であったり、小鳥のさえずりであったり、川のせせらぎであったりします。
 それらは全て、神のみわざです。

 休憩して呼吸を整えるとき、神の呼吸と同調しなさい。
 大自然の中の方が、それはたやすくできます。
 あなたは、今回初めて本当の神に触れます。
 あなたがこの生で求め続けてきたもの、それに出会います。
 教会でもなく、池田優子を通してでもなく、その地で自分自身で神に触れたということの意味を悟ってください。
 しかし、それに酔ってはいけません。
 あなたはいつ変貌するともわからない深い山の中を歩いています。
 神を感じながら、着実に歩を進めてください。
 そのときそのときのゴールに向かって一心に歩むのです。
 そのときこそ、神の偉大なる加護があります。
 今回の登山においては危険や肉体的不調の心配はありません。
 ただ根源なる存在への深い憧憬からの今まで感じたことのない孤独感を味わうかもしれません。
 そんなときは、水晶を握りしめ見つめなさい。
 虹色に輝いた部分に神があなたの魂を癒している光景が映ります。

 水に注意し、ためおいてある水は飲まず、流れている水は飲んでよいです。
 ちょっと疲れたなと思ったら無理をせずにこまめに休憩を取ってください。
 立ち止まって深呼吸するだけで効果があります。


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